《今回から「現代日本の足跡に学ぶ」と題した新シリーズが始まります。東京工業大学の前期講座で1年生を対象に講義した現代日本史を基に、第2次世界大戦後の日本の発展の歩みと現代社会が直面している課題について考えていきます。第1回は、大学で学ぶことの意味を踏まえながら、「日本の第2の敗戦」をテーマに取り上げます。》と述べ、
- 高校までの「教わる」 大学では「学ぶ」
- 震災と原発が私がココにいるきっかけ
- 日本の科学技術の敗戦
- 安全神話に縛られた原発
- 行き場が見えない使用済み核燃料
- 解を導けない時の判断力を培う
と、「なぜ」を「そもそも」から解き明かし、状況が不確定の中でも、つまり「想定外」に対処する力を培う必要を説いている。
■高校までの「教わる」 大学では「学ぶ」
《「生徒」と「学生」の違い》を明らかにし、大学は、《まだ学界(学会)の定説になっていないことを研究したり、それを教えたりする教授陣が大勢いるのです。》と大学を位置付け、その大学に、《これまで日本の大学は、研究を主体とする大学と学生に対する教育をメーンにする大学の大きく2つに分かれていました。そして、最近は3つ目の新しい流れとして就職に力を入れる大学も出てきました。》3つの流れがあるという。だから、研究をメーンとする大学の学生は、《教授が言っていることを、「本当にそうなのか」と、常に批判的な視点で講義を聞いていく必要があります。》という。
■震災と原発が私がココにいるきっかけ
《東日本大震災、そしてそれ以降に起きた原子力発電所の事故がきっかけでした。》原発事故に関して《そもそも「確率とは何か」ということについて理解ができず、放射性物質と放射能と放射線の違いを理解する予備知識もない》聴衆が理解できる説明が必要であった。
《「小澤の不等式」という理論を唱えた研究者》を例として、《彼は東工大出身です。学生時代、研究の傍ら哲学にも関心を持つようになり、哲学の研究室に入り浸っていたそうです。哲学を学ぶ中から量子力学の神髄をつかむことができたのです。》と《現代の理系教育に求められているのは、こうした幅広い教養の蓄積ではないかと考えています。》という。
■日本の科学技術の敗戦
《私が「第2の敗戦」と考えた出来事が2つあります。》《ひとつは日本の地震学者たちの敗北です。》
それは《東日本大震災を経て「巨大地震の予知はできない」という考え方が強まってきました。》、
《「生徒」と「学生」の違い》を明らかにし、大学は、《まだ学界(学会)の定説になっていないことを研究したり、それを教えたりする教授陣が大勢いるのです。》と大学を位置付け、その大学に、《これまで日本の大学は、研究を主体とする大学と学生に対する教育をメーンにする大学の大きく2つに分かれていました。そして、最近は3つ目の新しい流れとして就職に力を入れる大学も出てきました。》3つの流れがあるという。だから、研究をメーンとする大学の学生は、《教授が言っていることを、「本当にそうなのか」と、常に批判的な視点で講義を聞いていく必要があります。》という。
■震災と原発が私がココにいるきっかけ
《東日本大震災、そしてそれ以降に起きた原子力発電所の事故がきっかけでした。》原発事故に関して《そもそも「確率とは何か」ということについて理解ができず、放射性物質と放射能と放射線の違いを理解する予備知識もない》聴衆が理解できる説明が必要であった。
《「小澤の不等式」という理論を唱えた研究者》を例として、《彼は東工大出身です。学生時代、研究の傍ら哲学にも関心を持つようになり、哲学の研究室に入り浸っていたそうです。哲学を学ぶ中から量子力学の神髄をつかむことができたのです。》と《現代の理系教育に求められているのは、こうした幅広い教養の蓄積ではないかと考えています。》という。
■日本の科学技術の敗戦
《私が「第2の敗戦」と考えた出来事が2つあります。》《ひとつは日本の地震学者たちの敗北です。》
それは《東日本大震災を経て「巨大地震の予知はできない」という考え方が強まってきました。》、
《地震発生のメカニズムを研究しながら、「いつ起きるのか」という予知より、被害を最少にする対策に重点が移ってきたといえるでしょう。》ということから言える。
■安全神話に縛られた原発
安全神話に縛られ、《汚染水の流出も止まらず、貯水タンクからの汚染水漏れも表面化し》、《日本の政治、あるいは行政も含めて敗北した》と考えられる。《結局、『安全』という言葉に縛られて、効果的に安全対策を打てなったのではないか」。》という結果になった。
今、《日本の原発は大きな2つの問題に直面しています。》《一つは原発稼働の是非について。もう一つの大きな問題は、使用済み核燃料の問題です。》
■安全神話に縛られた原発
安全神話に縛られ、《汚染水の流出も止まらず、貯水タンクからの汚染水漏れも表面化し》、《日本の政治、あるいは行政も含めて敗北した》と考えられる。《結局、『安全』という言葉に縛られて、効果的に安全対策を打てなったのではないか」。》という結果になった。
今、《日本の原発は大きな2つの問題に直面しています。》《一つは原発稼働の是非について。もう一つの大きな問題は、使用済み核燃料の問題です。》
具体的には《プルトニウム239の半減期は2万4000年です。日本に何万年もの間、安全に保管できる場所があるのかという問題です。日本では青森県六ケ所村に中間貯蔵[4]施設がつくられていますが、まだ最終処分場が決まっていないのです。》といったことである。
■行き場が見えない使用済み核燃料
しかし、《新しい原発をつくらなくても、いずれ数十年後には現在ある原子炉を全部解体していく必要があります。》と原発に関する技術が今後も必要であることを示唆する。
■解を導けない時の判断力を培う
今後は想定外の立場で課題解決をすることも想定し、《皆さんが企業に入ったとき、コストと安全性をどう両立させていけばよいのだろうかという判断が問われることが必ずあるはずです。そのときに皆さんはどのように行動するのか。あるいは人生をどう選び取るのか。そんなことを考えられるような力を、大学で学んでいる間に蓄えてもらえればというのが私のささやかな願いです。》というのだ。
■行き場が見えない使用済み核燃料
しかし、《新しい原発をつくらなくても、いずれ数十年後には現在ある原子炉を全部解体していく必要があります。》と原発に関する技術が今後も必要であることを示唆する。
■解を導けない時の判断力を培う
今後は想定外の立場で課題解決をすることも想定し、《皆さんが企業に入ったとき、コストと安全性をどう両立させていけばよいのだろうかという判断が問われることが必ずあるはずです。そのときに皆さんはどのように行動するのか。あるいは人生をどう選び取るのか。そんなことを考えられるような力を、大学で学んでいる間に蓄えてもらえればというのが私のささやかな願いです。》というのだ。
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